50代で熟年離婚したのその後を綴ります。春さくらです。
熟年夫婦になってくると当然子供もかなり成長している場合が多いかと思います。
うちも離婚した時は長男が大学1年生、長女が高校2年生でした。
夫婦で離婚を話し合った後に当然ながら子どもたちにも話をしなければなりません。
分別があるので子どもたちふたりには私から話しました。
家庭内別居だったため夫からこんなメールが送られてきた
私の方からこんな風に離婚を切り出しました。
もう当時は家庭内別居状態でほとんど会話もありません。
用事のある時は家の中にいる夫からメールが送られてきます。
夫「子どもたちには離婚のこと話した？」
私「まだ・・・、ちょっと待って」
夫「自分が言いだしたんだから子どもたちにも自分から伝えるように」
私「わかった・・」
お互い同意してるんだから
何も全部私に押し付けなくても・・（涙）
だけど気弱な私はそんなことを言えるわけもなく
子どもたちを呼びました。
私「二人に話があるんだけど」
子どもたち「え〜？何、何？？」
（とても不安な感じ）
私「お父さんと離婚することになったから」
子どもたち「・・・」
パパっ子だった娘
当時高校2年生の娘はお父さん子でした。
・・というか
お父さんを利用して、欲しいものを買ってもらったり
運転手として利用したり・・
もう目に余るほどの甘やかしぶりで、実はほとほと困っていました。
たとえば夜の9時頃に
「これから出かけるから車で送って！」とか
普通だったらこんな時間から出かけるなんてダメだ！
というかと思いますが
夫は「ハイハイ」と嬉しそうに娘のいうことを聞きます。
小さい時は買ってあげるものもお菓子とか文房具とか金額的にも安くてすみました。
でも高校生になってくるとゲームが欲しい！ハードディスクレコーダーが欲しい！
など欲しいものの値段も上がってきます。
それをホイホイ買ってあげる夫。
ついには狭い5畳の部屋に大きな2段ベッドまで！
そのベッドはとても邪魔だったので
夫が出ていったタイミングで処分しました。
娘は号泣したけど息子は・・
話を戻して
離婚することを子どもたちに告げたところ
娘は号泣しました。
とても可愛そうだったんですが
これは仕方ありません。
それに対して息子は「ふ〜ん」
とそれだけ。
「話が終わったらもう部屋に行っていい？」
というような感じでした。
息子は小さい時は手のかかる子供でしたが
発達障害グレーゾーンって？
成長とともにとてもしっかりとした考えを持つ子になっていました。
またもともとは頭の良い子なので、父親の必要性を感じてなかったのかもしれません。
父親と息子の関係
息子は第一子だったため赤ちゃんの時は夫もすごく可愛がってくれました。
実際、本当に可愛かったし、夫も自慢の息子だったと思います。
でも、息子は今で言う発達障害に近いグレーゾーン。
他の子と色んな面で違っていたので、私は息子にかかりきりでした。
おまけに身体も弱く喘息やらなんやらで
しょっちゅう病院に連れていきました。
いつのころからか私と息子。夫と娘。
というようなつながりができたように思えます。
今から考えると私が息子にかまうので
夫はそれが面白くなかったのかもしれません。
息子のほうも父である夫に話しかける内容は
お笑い芸人とスポーツの話題ぐらい。
進路のことや学校のことなど
真面目な話は私にしか相談しませんでした。
影の薄い父親の存在
これは離婚を決めたぐらいのときに気付いたことですが
なんとなく家があって
テレビがあって食卓があって・・
普通の家族と思ってきましたが
ご飯を食べるときも
くつろいでいるときも
ずっとずっとテレビがついている。
まあ、こういう家庭も多いと思います。
でも、うちの場合
テレビがないと何にも会話がありませんでした。
だからだいたいクイズ番組をよくみてましたが
クイズ番組を通してみんなで答えを当てたり・・
いかにも仲良さそうな、うまくいってる家族のようでした。
だけど学校のこと、部活のこと
そんな話題はほとんど出ないし
子どもたちもお父さんには話さない。
学校を決めるときも
まともに相談に乗ってくれない。
全部私が決めました。
夫がいなくても全然困らない
夫が出ていって正直なことをいうと
何にも困ることはありませんでした。
経済的には多少困りましたが
夫がいるときもケチケチ生活だったので
あまり変わらなかったような記憶があります。
それより3人の暮らしがすごく楽しくて
自由を手に入れた！
と私はこのころまわりから
「元気なったね！」とか
「イキイキしてる！」と言われていました。
今は息子は独立して出ていってしまいましたが
あの3人のときの生活が懐かしく思い出されます。
参考記事
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