こんにちは。
春さくらです。
私は47歳の時に熟年離婚をしました。
今は娘と二人+ネコ1匹でアパート暮らしをしています。
今日は私が体験した家庭内別居について書いてみようと思います。
家庭内別居って実際どんな感じ?

離婚に至る前に約半年ほど家庭内別居状態でした。
家庭内別居は本当に辛かったです。
よく熟年離婚をするなら
すっぱりと割り切ってご主人と家庭内別居を奨める人がいます。
私は家庭内別居なんて絶対に進めません。
もう生きた心地がしないので。
家庭内別居では寝室が別
実を言うと寝室は息子が生まれてからずっとです。
息子は夜泣きがひどかったので、夫に迷惑をかけてはイケナイと寝室を別にしました。
今思うとこのころから夫に遠慮してたんですよね。
夜泣きがひどくて毎晩狂ったように泣き叫ぶ息子をあやしてたったひとりで子育てを頑張りました。
本当に寝てくれなくて「本当にちょっとおかしい」と思ったときは、心配なので夫を起こして息子の様子を見てくれたこともあるし夜中にドライブも行きました。
息子が成長して娘が生まれて、それからもずっと寝室は別。
だから寝室が別なことはたいした問題ではありませんでした。

家庭内別居は基本的に自分の部屋で過ごしてもらう
本格的な家庭内別居に突入したきっかけは、夫が自分専用のテレビを買ってきたこと。
60㎡ほどの小さなマンションに大型テレビが2台となりました。
それからは1日の大半を小部屋で過ごす夫。
1日中何をしているかわかりませんがたぶんテレビを見たり寝たり起きたりしていたんだと思います。
一番困るのは食事の時間

食事のときはどうしていたかというと、
一応ご飯ができたら「ご飯!」と扉の外から声をかけると夫が部屋から出てくるので一緒に同じ食卓で食べます。
だけどすごく気まずい空気が漂います。
子どもたちもその空気を感じていたと思います。
夫の分だけ部屋の扉の外に置いておくことも考えましたが、それをやると本格的な引きこもりになってしまうので気まずくても一緒に食事をしました。
ちなみに洗濯もちゃんとしていました。
そこまで徹底して家庭内別居をしてたわけではなかったです。
会話はほとんどなかった
じゃあ会話はどうかというとほとんどありませんでした。
本当に用事があるときは子供を通じて「お母さんに◯◯って言っておいて」とか。
後半はメールになりました。
同じ家にいるのにどうしても用事があるときはメールが送られてくる。
もうこうなったら回復はほぼ無理です。
私ももう生理的に無理になっていたのでこのまま回復することは考えられない状態。

ここまで溝が深くなる前に対策すること
熟年離婚はリスクがとても大きいので、本来ならなんとか折り合いをつけて離婚を避けたほうが懸命です。
もし安定した収入があったり財産分与で一生困らないぐらいの財産をもらえるのなら別ですが殆どの場合女がひとりで生きていくのは大変です。
私も決して裕福ではなく古いアパートに娘とふたりで暮らしています。
それを楽しんでいるので惨めではありません。
でも本当なら夫婦で仲良く暮らせるのが経済的にも理想的です。
家庭内別居になる前に夫婦で話し合いができればいいですね。
うちの場合は話し合いをしても平行線でした。
テレビばかり見ている夫に止めてほしいことも伝えましたが、そうすると向こうは私がパソコンばかりしていると。
私は老後何か収入になれば・・と若い頃から自力でwebの仕事をしてきました。
でもたいした収入にならなかったので仕事とは認めてもらえず挙句の果てにパソコンばかりしているとなじられる。
そんなときに反論の一つもできなかった私もいけなかったんです。
自分の意見をきちんと言えないというこの性格が。

自分の意見をきちんと伝えるということが実は夫婦間では大切なのではないかと思います。
夫婦間でなく本来なら人間同士も自分の意見をちゃんと伝えられる人の方が生きるのが楽なのではないかと考えることがあります。
年をとってまで気を使いたくないなら
娘との二人暮らしは経済的には厳しいですが気持ちはホントに楽。
コロナの影響で最近はありませんが、娘と夕方からフラッと出かけてついでにご飯を食べてきちゃうこともあります。
夕方になったら血相をかえて出先から大急ぎで帰って、夫にあやまりながら食事を作っていたときのことがウソみたい。
もし一生夫の顔色を見ながら惨めな生活を送っているのなら、もちろん離婚という選択もありかと思います。
ただ離婚は本当に一生の問題ですので、安易な気持ちで簡単に結果を出さないことが大切です。
また専門家に相談してから結果を出してもぜんぜん遅くありません。
離婚など自分の一生に関わる相談は決して友達にしてはいけません。
友達は100%寄り添って親切に相談に乗ってくれるとは思います。
だけどだいたいの場合はイエスマン。あなたにとって厳しい意見は言ってはくれません。
かならずプロに相談してみること。
無料で相談に乗ってくれる機関もありますよ。
私ならひとりで悩まずこのような相談窓口に問い合わせます。
離婚問題相談サポート
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