50代で熟年離婚したのその後を綴ります。
夫に冷たい態度をとられ、はじめて真剣に熟年離婚という言葉が頭に浮かびました。
まさか私が離婚をするなんて!
できれば夫婦仲良く暮らしていきたかった。
前回の記事の続きです。
熟年離婚を真剣に考えだしたが・・・
もうこの人とはやっていけない・・・
そこで初めて真剣に「熟年離婚」を考えました。
でも、一番の心配は経済的に本当にやっていけるか?
ってこと。
当時はネットショップをやっている小さな会社でパートとして午前中だけ働いていました。
手取りは月6〜7万ほど。
これでは絶対にやっていけません。
私は独学ながらホームページ制作の仕事をしていましたが、ボランティアのようなもので・・・
一人に付き3万円ほどしかとっていませんでした。
子どもたちは息子が大学1年生、娘は高校2年生。
それぞれアルバイトしてもらえばお小遣いぐらいは自分でなんとかしてもらえるとしても、学費が払えるかどうか・・・
実は夫は私より18才も年上で、その時はすでに退職していました。
退職金もとりあえず出ましたが、そのお金で生活していたためだいぶ底をついてきていたので夫にお金を出してもらうことはできません。
ついには体調を崩して激ヤセした
夜もロクに眠れない日が続き、下痢が止まらなくなりました。
下痢は何ヶ月も続き体重が45kgをきってしまったときは、鏡を見て愕然としてしまいました。
(身長は163cmあります)
会う人、会う人に「どうしたの!?」
って聞かれるようになり、親が心配するので実家にも帰れません。
心療内科も行きました。
睡眠薬を処方してもらって何とか眠れるようになりましたが、下痢は止まりません。
結果的に内視鏡で腸の検査を勧められ、どこも悪くないことが判明してそこからはピタッと治りました。
腸は第2の脳といいますが、まさにそれです。
その時夫が会社を辞めて・・
先述したように夫は18才も年上だったので、会社を退職して家にいました。
どのように生活していたかというと、年金と退職金を切り崩しながら。
夫はどこか悪いわけでもなく至って健康だったのに、アルバイトをしてもなかなか続きませんでした。
だから基本的に家にいてゴロゴロとテレビを観ている・・・という生活。
・・・でもっと詳しく書くと
58歳で早期退職をして会社の早期退職制度でお金をもらいながら、毎日ゴロゴロしていました。
この早期退職制度は早めに退職してなにか手に職をつけてセカンドキャリアに備えるための制度。
だから本来ならこの時期にもっと勉強して次のことを真剣に考えてもらいたかった。
普通の50代後半の男性の場合は子供がもう独立して奥さんとふたりの生活がスタートする・・というスタイルが一般的だと思います。
でもうちの場合は、その時まだ子どもたちは中学生と小学生。
これからどんどんお金がかかるのに、まったく動かない夫にかなりイライラが募っていました。
夫がアルバイトを始めたが・・
夫が60才になって会社を正式に退職して、アルバイトを探しましたが・・・
手に職もなく、これといってできることもなかった夫は結局運転手ぐらいしか仕事がありませんでした。
1年〜2年はそこで運転手の仕事をしてくれていました。
収入はもちろん10万以下で、不安だし苦しいものでした。
それでも2年以上家でゴロゴロされていたので、
外に働きに行ってくれるのはありがたいことです。
でもその仕事も
身勝手な理由で簡単に辞めてしまいました。
モラハラ夫だったのかも?
今振り返ってみると夫はモラハラ夫だったのかもしれません。
今年は2019年なので今から7年前は「モラハラ」なんていう言葉はありませんでした。
今ほどネットの情報も多くなくて、私は完全に私の我慢ができなくなった・・・という理由で熟年離婚を申し出たと思ってました。
あるサイトで「モラハラ」について検索してみたところいくつか当てはまりました。
- 結婚前は優しくて結婚後に態度が一転する(釣った魚に餌をやらない)
- 無視をする
- バカにする
このあたりがバッチリ当てはまります。
そしてモラハラ夫に支配されている妻は自分が悪いと思いこむ・・らしい。
無視されるたびにどれだけ私が思い悩んだことか・・
無視の期間が緩んでくると少しずつ会話ができるようになってきて、その時の嬉しかったこと。
完全にモラハラですね。
大事にされていないと気がついた
傍から見ていると、なんでそんなことに気が付かないの?
って言われるかもしれませんが、私は初婚だし(夫は再婚)他の人と比べようがないので
結婚生活ってこんなものだろう・・
そんな風に感じてました。
でも、1年に1回ぐらいは旅行にも連れて行ってくれたし
(ただし会社の保養所ですが)
楽しい思い出もたくさんあります。
なぜ大事にされていない・・
と気がついたかというと
もし私が18才年下の男性と恋に落ちたとしても「結婚」という選択はしないだろうと。
万が一、結婚したとしたらそれこそ一生かけて大事にしていくと思います。
それぐらいの覚悟と責任があるはずです。
彼はそれに値しませんでした。
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