映画「きみはいい子」で虐待を考える

50代で熟年離婚したのその後を綴ります。春さくらです。

このブログでは私の熟年離婚について主に書いていますが、
その根本にあるのが私の小さいときの育てられ方にさかのぼります。

それは息子の発達障害グレーゾーンという現象で自分を振り返ることができました。

目次

「きみはいい子」って?

高良健吾さん主演の映画。
児童虐待、発達障害をテーマにした映画で原作が中脇初枝さんの小説だそうです。

この映画ももちろん小説も知らなかったのですが
たまたまアマゾンプライムで見つけて観てみました。

久しぶりに涙が止まらなくなった。
こんないい映画がやってたんですね。

虐待されて育った子供は・・・

小説は短編集らしいのですが
映画はそれをひとつの物語に仕上げています。

尾野真千子さん演ずる虐待母。
子供が粗相するたび、泣くたびに手をあげる。

私も両親から叩かれて育ったため
観ていて辛かった。

虐待されて育った子は自分のことが嫌いです。

私の場合、タバコの火を押し付けられていないし
あれは虐待だったのかどうか?
本当に私がダメな子だったせいもあったのか?

もう50年も昔のことなので真実はわかりません。
でも私はこんな性格です。

  • 自分に自信がない
  • 人に嫌われているような気がする
  • 幸せそうな人を見るのが辛い
  • 冷酷なところもある

その結果同じような人に惹かれて結婚もうまくいかなかった・・
とどうしても考えてしまいます。

虐待の連鎖

これもよく言われることですが
実際に私も体験しました。

息子は発達障害グレーゾーンの子供でした。
いろんな意味で他の子と違っていました。

自分の子供が人より劣っているような気がして
それがとても耐えられなくて息子が可愛く思えない時もありました。

私の愛情が足りないからか
息子はお友達に暴力を振るうこともしばしばあり、
そうすると私は怒り狂って息子を叩く・・・

それの繰り返し。
そして自己嫌悪。

そんなことを繰り返していたときに
児童相談所から電話がかかってきました。

発達障害グレーゾーンは遺伝かもしれない

児童相談所で話しているうちに
自分も親とまったく同じことをしていることに気がついたんです。

これがいわゆる「虐待の連鎖」

そして、よく私の父が言っていた言葉も思い出しました。

「お父さんもおじいちゃんにものすごく暴力を受けていた・・」と。

ちなみに私の父も長男(第一子)。
私も長女で第一子。
息子も長男で第一子。

不思議ですが、私の妹や娘は
まったく違う性質を持っていて
親からは怒られないようにできているんです。

虐待の連鎖を断ち切った・・と思う

児童相談所に通ううちに、
私が手を上げることが息子が友達とトラブルになる原因かもしれない!
とついつい叩きたくなる手を抑える努力を始めました。

もう何かすると(たとえば妹をいじめたり)
すぐに手が出てしまうんです。

それをグッと抑えて息子を抱きしめる。

これを繰り返していくうちに、息子の情緒がすごく安定してきました。

映画「きみはいい子」でも「抱きしめる」という行為にスポットを当てています。

なぜだか母親を抱きしめたくなった

この映画を見て、どういうわけか私は母親を抱きしめたくなりました。

なぜだろう?

理由はよくわかりません。

たぶん、抱きしめてほしいのかもしれません。

すべては親との関係から始まる

抱きしめられて育った子は、人に優しくなれる
だからたくさん抱きしめてあげるのが母親の仕事。

というようなセリフが印象に残りました。

娘とは今しょっちゅう抱きしめごっこしているので、
喧嘩してもすぐに仲直りできます。

夫とはほとんどスキンシップがありませんでした。
というか私が生理的に夫のことがダメになったこともあります。
(わりと早い時期から)

結局、すべては私の問題だったのかもしれません。

親が生きているうちに

自分のミッションとして母親を抱きしめてみようかしら?
とちょっと考えてしまいました。

そうすることで何か変わるような予感です。

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