熟年離婚で絶体絶命ゼロからの逆転人生!春さくらです。
今回は「熟年離婚私の失敗」という記事。
自分でもかなり辛い記事です。
熟年離婚で財産分与を請求しなかった
もう・・
自分のバカさ加減に今更ながら情けなくなります。
財産といっても築20年60平米そこそこの分譲マンションぐらいしかありませんでした。
現金はほとんど底をついていたし、当時は年金と元夫のアルバイト代で生活していました。
夫が出ていった経緯はこちらのページをお読みください。
夫が出ていったことをいいことに、その足で離婚届を提出してしまいました。
20年も一緒にいたので、私が当時住んでいたマンションにどのぐらい思い入れがあるか・・・
それをわかってくれていた!
と勝手に思ってしまったのが間違いでした。
20年連れ添った夫でも離婚してしまえば他人になります。
私の思いなんかそれこそ「知ったことじゃない」。
そんなものです。
まさか自分の子供が住んでいるのに追い出すなんて!
私の中にも甘えはありました。
夫はひとりで家を出ていき、残った子どもたちと私の3人で暮らしていました。
私一人ならまだしも実の子どもたちが住んでいるのに「出て行け!」なんて言うわけないって思っていたんです。
私は結婚していた時から在宅で仕事をしていたので、多少のへそくりがありました。
そのお金で子どもたちを大学と専門学校に通わせていましたし、それは夫も知っていたと思います。
何しろ現金はまったくと言っていいほどなかったので、私が出すしかありません。
子どもたちの学費を払っているし、このままここに住めるだろう・・
って勝手に思っていました。
なぜ夫にきちんと話をしなかったか?
夫は勝手に出ていき、どこに住んでるかも知りませんでした。
もし知っていたとしてもせっかく別れることができて、しかも家を出ていってくれたのにできればこのまま顔を合わさずにわかれたい!
という願いもありました。
それから下手に話し合いをしてマンションを売ってそれを半分分けにする・・
ということが私には決断できずにいました。
私にとってはものすごくこだわりのあるお部屋でした。
どうしてもリフォームしたくて半分私のへそくりを投資して、自分好みに仕様も変えた大好きなお部屋。
(イメージ画像です)
それが他人のものになるのも悲しかったし、何しろ狭くて古いマンションだったので売れるかどうかもわからない。
売れたとしてもたいした値段はつかないことはわかっていました。
あわよくばこのまま寝た子を起こさずに今の家に住み続けたい・・
こんな甘い考えは通用するはずありませんでした。
財産分与は誰もが請求できる権利です
夫婦として暮らしていたときに築いた財産は二人のものです。
例えば
- 持ち家
- 車
- 家財道具
- 現金・預金
などです。
私の失敗は、夫から暴力を受けていたわけではないし、相手の浮気が原因ではありません。
私がこのままでは自分らしい生き方ができなくて苦しくなったために、私の都合で「離婚」を告げました。
私が無知だったこともあり、まさか自己都合で離婚を申し出たのに財産がもらえるなんて知りませんでした。
でも、あとで調べたらたとえば私が不貞を働いていた場合でも、離婚の時は財産分与を請求できるらしい。
(50%は無理のようですが)
法律の知識がないのは当然だと思いますが、まずは弁護士さんに必ず相談すること。
それから離婚でもぜんぜん遅くありません。
熟年離婚、年金分割も請求しなかった
あ〜〜
これは今考えても涙が出てきます。
夫が出ていった後、私達親子3人で平和にたのしく暮らしていました。
当時はまだローンが残っており、ローンは夫が払ってくれていました。
夫は年金ぐらしだったのですがローンと自分の住んでいるアパートの家賃をダブルで払って生活していたようです。
仕事だっておそらくはのらりくらりとアルバイトぐらいしてるかしていないか?
そんな状況だったので、追い打ちをかけるように年金まで半分取り上げるなんてこと・・・
私にはできませんでした。
だから子どもたちとはいつも「お父さんに感謝しようね」
っていいながら暮らしていました。
ところが離婚から3年後、突然の退去通知が届きます。
離婚後2年で権利は消滅する
財産分与も年金分割も離婚後2年以上経ってしまうと、何もかも請求できなくなります。
私は3年間、もとの家で子どもたちと3人で楽しく暮らしていて、3年後に退去通知が届き慌てて弁護士さんに相談しましたが3年も経ってしまうともうどうにもならない・・と言われました。
本当に泣きました。
そして後悔してどん底に落ちました。
もしうちのケースのように夫が出ていってしまったときは絶対に離婚届は出さないこと。
鍵を取り替えて夫が家に入ってこれないようにすればよかったんです。
そしたらそのままずっとそこで暮らすことが出来ていました。
ただ・・・離婚ではないのでそのままでは新しい人生を踏み出すこともできませんでしたが・・・
そもそも夫婦の間に絆を築けなかったのが一番の原因
夫は今思うとモラハラ夫だったのかもしれません。
でも一方的に彼が悪いわけでもなく、もちろん私にも原因はあると思っています。
それは私が最後まで心を開かなかった・・
ということ。
- 言いたいことを言えずに「何もわかってもらえない」とウジウジしていたこと
- 将来が不安で私が支えて行こう!と在宅で仕事を始めたのに、そんなことを言ったら馬鹿にされるかも?とコソコソと仕事をしていたこと
- 夫に魅力を感じなくなってできるだけ寝る時間をずらしていたこと
おそらく世の旦那さんにとってこんな妻をもらったら関係がぎくしゃくするのは当たり前かもしれません。
離婚して何がいけなかったんだろう?
っていつも考えていますが、こんなちょっと変わっている・・
というか異常なまでに怖がりなこの性格がいけなかったような気がしています。
同じ失敗を繰り返さないために
再婚するわけではありませんよ。
何につけても私の気の弱さや、最終的な確認を怠ったために今までも損をしてきました。
「こんなこと聞いたら変に思われるかも?」とか
「お金の話をしたら失礼かも?」
と聞けずに後になって話が違う・・・
なんてことが今までもありました。
今になっては財産分与も年金分割も叶いません。
だけど、こうも思うんです。
今は私はフリーランスで食べていけるぐらいの収入を得ています。
それは夫から何ももらえなかったことで将来が不安だから自分でなんとかしなければ!
という強い思いがあるからです。
過ぎた失敗をいつまでも引きずっていては生活していくことはできません。
大切なのは「同じ失敗を繰り返さない」ってこと。
そして未来は明るいと信じて走り続けるしかないと思っています。
きちんと自分の人生を設計する
まさか私のような失敗をする人はほとんどいないと思いますが、女がひとりで生きていくのは相当大変です。
私だっていつどうなるかわかりません。
最悪は実家に戻ることも考えています。
親の介護をしながらそのような生活も視野に入れています。
私はもどる家があることが安心材料になっています。
小さな家ですが雨風しのげる場所が最後にある・・
というのが心の支えになっています。
家さえあれば何とかなる!
と楽観的ですが思ってます。
家族だった人と離婚条件の話し合いをするのは辛いことです。
だけど貴女の人生はたった一度きり。
きちんと自分の人生を設計して悔いのないようにしてくださいね。
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